【中医学的生活】ツバメの陽1羽分=ニワトリの陽10羽分♪
中医学の考え方では、食べ物にも「陰」と「陽」の性質があると考えられています。食べ物を選ぶときには、薬膳の考え方で、季節にあわせて、また、体の状態にあわせて、陰陽の性質を考えながら選ぶのがおすすめです。
天には太陽があり、太陽の光があたるものには陽気が多いと考えてみましょう。逆に地には陰気が多いというわけですね。
ツバメの陽1羽分=ニワトリの陽10羽
つばさをもつ鳥類は空を飛び太陽に近いところで生活するので、陽が多い生き物です。なかでも、「ツバメ」は空高く飛ぶので、地面にいる「ニワトリ」より陽が多く、ツバメの陽1羽分はニワトリの陽10羽分に相当します。ですから、ツバメは陽不足のときに適した食材です。
羊は夏の養生と冷えによる病気に使う
4本足で生活する獣類は、人間が暮らしているのと同じく、地より少し上にいるので、天の陽気と地の陰気のバランスがとれた生き物です。でも、牛、豚、羊など、種類によって、陰陽のバランスは同じではありません。たとえば、「羊」は陽が多いので、夏の養生のための食材として、また、冷えによる病気のときに食べるとよい食材です。
水の中で動かないスッポンは陰が豊富
それでは、魚はというと。。。海の中には太陽の光が届かないですよね。ですから、魚にも太陽の光が当たらないので、陰が多くなっています。同じ水の中ににいる魚でも、動く「マグロ」より、動かない「スッポン」のほうが陰が豊富で、さらにスッポンのお腹側のほうが、陰が豊富です。ですからスッポンは陰不足のときに適していますよ。
もっとも、これら食材をそのまま生で食べるのはおすすめできません。火を使って調理することで、陽を補うことができます。逆にいうと、陽が豊富な食材を火を使って調理するような食べ物、たとえば、焼き鳥などは、陰の時間に向かう夜には食べないほうがいいようですよ。体を過剰にあたためてしまうので。。。
それにしても、女性におすすめのスッポン鍋は美味しそう~♪
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